予算10億円!!台湾アクションムービー大ヒット作

さいとたいとる

予算10億円!!台湾アクションムービー大ヒット作

2009年台湾で大ヒットドラマ(年間視聴率第1位)となった『ブラック&ホワイト』原題は『痞子英雄』。台湾の公共電視台で2009年4月11日から2009年6月27日まで放送された大ヒットドラマが、映画化されました。台湾大ヒットドラマとなった『ブラック&ホワイト』は、台湾のエミー賞4部門受賞したほど国民的ともいえるドラマです。大人気ぶりに日本のテレビでもCSやBSで放送されました。台湾で驚異のメガヒットになった『ブラック&ホワイト』の映画版は【ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode 1】です。

ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode 1

この映画はとにかく豪華でハリウッド作品に負けないぐらいの大迫力でノンストップアクション作品です。「西武警察」×「相棒」といった感じで、人気のツボがしっかり押されています。相棒「相棒」も「西武警察」も日本で大ヒットしたドラマです。相棒を髣髴させる内容ですが映画版「バーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode 1」日本語吹替え版では「相棒」で亀山薫を演じていた寺脇康文さんがアテレコに初挑戦しています。

相棒と西武警察を掛け合わせたような映画でおまけに破格の予算で撮影しているので、スケールがすごいです!高級車を惜しげもなくバンバン何台も潰していくのはもちろんですが、ビルごと炎上させたり湯水のようにバンバンクラッシュさせていきます。アクションシーンでこんなに惜しげもなく壊していくだけでもすごいのですが、な・な・な~んと!!映画のラストにあるハイジャックシーンではジェット機させも、クラッシュさせてしまっています!!!

今までも台湾映画といえば、潤沢な予算で豪華につくられている映画ばかりですが、テレビドラマシリーズの『ブラック&ホワイト』では豊富な予算をバンバンと惜しげもなく注ぎ込んだ結果、なんと『ブラック&ホワイト』続編シリーズを作る分の予算までもテレビシリーズで使い果たしてしまったそうです。台湾のエミー賞4部門で受賞、そしてテレビドラマ『ブラック&ホワイト』が2009年に放送されると、ものすごい高評価だけではなく年間視聴率でも第1位を記録します。続編シリーズの予算をすでに使い果たしてしまったため、当初予定していた劇場版をこれは繰り上げてつくるしかない!!となり、予定よりも早く『ブラック&ホワイト』の劇場版が撮影されました。『ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode 1』が作られた経緯は、惜しげもなく破格の予算で作られたのも納得できますね!

アクションシーンもすごい!

主演のマーク・チャオのノースタントの出演シーンもかなり見どころ高いです。これはブルース・ウィルス演じるジョン・マクレーンの「ダイ・ハード」並みのスタントです。ブルース・ウィルスとマーク・チャオの大きな違いは、やはりマーク・チャオのほうが断然イケメン度数が高いところでしょう~黒髪でクリッとした目。かなりやばいほどイケメン指数は高いです。イケメンといえば、映画の中で情報局の捜査官を演じたDEAN FUJIOKAさんは、福島県出身の日本人です。かな~りイケメン値が高いのですが、高校まで日本で暮らして高校卒業をしてからアメリカ留学を経て、香港のクラブで飛び入りでラップをしていたところを、客席にいたファッション雑誌編集者にスカウトされて、香港でモデルデビューを果たしています。香港を拠点にファッションショーや広告などでモデルとして活躍してただけあって、かなりかっこいい!2006年から活動の拠点を香港から台湾に移して、台湾のテレビドラマで活躍しています。

マーク・チャオのスタントはかなりハードだったようで、高層ビルからワイヤー一本で降下したりするのはもちろんのこと、なんと3階の高さから走行中のトラックに飛び乗るシーンを撮影した時には、なんとテイクを19回も繰り返したといいます。さしすがに17回になった時には足もフラフラになったとかで監督に「もう足がフラフラです。」と訴えたところ、「えっ。これぐらいでもう疲れたの?」と言われたとかで、めげずにまたアクションを繰り返したというのでマーク・チャオの役者魂はすごいものがあります。マーク・チャオの部隊挨拶では、クランクイン後にスタントマンを使うという話すらも監督からなかったので仕方がなかったんです」と笑顔で話していますが、スタントマンなしでの迫真の演技だからこそ緊張感ただようシーンができあがったのでしょう。マーク・チャオはアジアを代表するアクションスターになるオーラをメラメラと映像から感じます!

作品中では、緊迫したアクションシーンとは裏腹に、主人公のマーク・チャオ新人刑事ウーの上司の刑事課長は、かなりやばいでしょ?!といった状況になっていてもぜんぜんへっちゃらな脳天気。そして能天気にウーを叱り飛ばしたりといった場面で台湾人の国民性を感じます。ちょっと力を抜いた感じの映画内容でありながらも、アクションはバンバンとかなり派手にこなすなかでも、ちょっとした笑いを誘われる映画内容は、日本映画とは違います。もちろん韓国映画とも違います。

日本でも大人気大ヒットドラマとなった「相棒」シリーズなど、警察系の作品はいろいろありますが『ブラック&ホワイト』は刑事のウーと成り行きで相棒となってしまうのは、お調子者のヤクザの幹部シュー・ダーフです。いくらなんでも日本で刑事とヤクザのコンビなどはありえないのですが、おおらかな国民性なのか?!台湾ではそれもアリのようです。おまけにヤクザの幹部ダーフーは自分の属する組織を裏切っているにもかかわらず、組織からの追求はとっても甘いという緩さ。この緩さが映画の中で笑いを誘うのでしょう~

主なキャスト

新米刑事 ウー・インチョン
マーク・チャオ(趙又廷)…ドラマ「ブラック&ホワイト」で台湾人気俳優のヴィック・チョウとの共演で大ブレイク。
犯罪組織の構成員 シュー・ダーフー
ホァン・ポー(黄渤)…個性的なルックスで大人気の俳優。
情報局の捜査官 リー
ディーン・フジオカ(藤岡靛)…1997年ジュノン・スーパーボーイコンテストで最終選考会に出場したこともあり。
美女 ファン・ニン
アンジェラベイビー(楊穎)…香港のファッショモデルで、上海生まれで小学校の頃に香港へ移住。2009年の夏から日本でもCMや映画などでも活躍中。

スタッフ

監督・脚本・製作
ツァイ・ユエシュン…「流星花園~花より男子~」監督しています。
アクション監督
シリル・ラファエリ、リー・チュンチー…シリル・ラファエリ代表作は「RONIN」「アルティメット」「ダイ・ハード4.0」。リー・チュンチー代表作は「新少林寺」
撮影監督
リー・ピンビン…代表作は「ノルウェイの森」「花様年華 IN THE MOOD FOR LOVE」など、最近では「ルノアール 陽だまりの裸婦」など多数撮影監督を手がけています。

ざっくりあらすじ

テレビドラマ『ブラック&ホワイト』から時は3年ほどさかのぼります。パーンダヴァ国の砂漠ではある爆弾実験が行われていました。

映画の舞台になるのは台湾の大都市のハーバー・シティ(湾岸都市)です。南署特捜課の新米刑事のウー・インション(マーク・チャオ)は、とっても正義感は強いのですが、向う見ずな行動ばかりでいつも上司の頭を悩ませています。ウー・インション刑事は現金輸送車の強奪事件を解決をしたのですが、やりすぎ行き過ぎの行為で停職処分を言い渡されてしまいます。

シュー・ダーフー(ホァン・ボー)は、犯罪組織の三連会の構成員としての立場ですが、本人は今の暮らしの極道からの生活から足を洗って、恋人と幸せに暮らすことを夢見ていました。ダーフーはボスから預けられている組織のお金が手元になることを良いことに、そのお金を利用して一攫千金をもくろみます。それはタイ人からダイヤモンドを購入して、それを港で宝石商に密売するという方法です。しかしダイヤモンドの取引現場を武装集団に襲われてしまいます。もちろん取引は失敗です。

新米刑事のインヒョンは、ある殺人事件を追ってダーフーが取引している現場にやってきていましたが、そのインションもまたまた武装集団の攻撃に遭ってしまい、インヒョンとダーフーは共に命からがらなんとか脱出するのでした。

なんと!!取引に使われていたアタッシュケースにはある仕掛けがされていました。それは秘密裏に開発された大量破壊兵器の謎が隠されていたのです。インションは事件の真相を探るために、ヤクザのダーフーと一緒に行動をするようになるのですが、真相をさぐっている最中に、台湾情報局のSISがアタッシュケースの回収に動き出します。そのためインションは台湾情報局SISからも追われる身となってしまうのでした。

インションが台湾情報局SISから追われている一方でで、破壊兵器を手にした謎の組織は着々とある計画の準備を進めていのでした。犯罪組織・三連会の殺し屋はダーフーを追い、台湾情報局SISはインションをマークします。事件の鍵を握る美女ファン・ニン(アンジェラベイビー)が登場してますますアタッシュケースの謎が深まり危険が渦巻く中で、インションはこの事件の裏側にある計画を突き止めるのでした。それはハーバー・シティ爆破計画です。その爆破計画を突き止めたインヒョンとダーフ。爆破計画までのタイムリミットは36時間!果たしてインヒョンとダーフのふたり、ハーバー・シティ爆破計画と台湾にしのびよる危機を回避することができるのでしょうか?!

予算10億円!!

正義感がとっても強い新人刑事のインヒョンの相棒は、ヤクザのダーフです。ヤクザなのに気弱なダーフと熱血刑事のコンビは実にコミカルです。もちろんノンストップアクションで次から次へとまさにノンストップでアクションの連発!その予算は実に10億円!!

格闘技に拳銃アクションははもちろんですが、カーアクションに飛行機のアクションと超がつくど派手な爆破シーンがこれでもか!これでもか!!とばかりに爆破シーンが重なり、目が話せません。アクションムービーに美女は必須ですが、美女アンジェラベイビーの美しさにため息がでますが、台湾情報局SISもなにやら思惑がありそうな様子で出演者それぞれの個性がうまく絡み合っています。

撮影の場所になったのは、台湾南部の高雄市でおもな撮影が行われていますが、近未来的なステンドグラスの円柱に天井が幻想的な地下鉄駅の美麗島駅。なんともいえない幻想的な地下鉄のステンドグラスの幻想的な雰囲気がある近代的な部分と、倉庫やコンテナが立ち並ぶ港湾地帯そして海には沢山の大型貨物船が停泊してい様子とが、映画の中でいい味の無国籍的な雰囲気を醸し出しています。

高雄市は映画の撮影や大型コンサートの招致にも力をいれている都市だけに、この『ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode 1』にも全面協力なので、セットではなくガチなロケーションで飛び散る花火とゴーーーーーーーッ!!と立ち上る火花は、ロケじゃないと撮影できないでしょ?!とばかりにこれでもかと火花を散らせます。圧巻ともいえるアクションにクラッシュは、リー・ピンビン撮影監督の手によるものなので、とってもキレイです。銃弾線にクラッシュに爆破がたくさんありますが、一箇所だけなんてそんな小さな撮影スケールではなく、海・空・陸のすべてを舞台にしています。

ハリウッドだけがアクション映画じゃないぞ!と言い切れるほど、徹底的に娯楽にこだわった監督の姿勢がお見事!ともいえるアクションてんこ盛りでロケ地高雄と融合した台湾のアクションの大作です!!!!


アジアの純真

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